2011年。聾唖障害をテーマに扱った漫画というだけではなく、

内容がかなり生々しいために、衝撃を与えた作品。

 

 

『聲の形』(こえのかたち)

 

ネット上でも『登場人物全員クズ』なんて言われており、

評価が極端に振り切れた作品です。

 

 

2016年には映画化されました。

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聲の形
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聲の形 あらすじ

が足りない。死ぬためのが」

 

主人公・石田将也は日々の退屈をしのぐために
無茶ばかりをするお調子者”だった”。

 

ある日、先天的に聴覚障害を持つ西宮硝子が将也の通う学校にやってくる。

 

硝子はクラスメイトたちのサポートを受けていたものの、
徐々に煙たがれるようになっていき、

 

完全に孤立してしまう。

 

そんな硝子を見て将也は聴覚障害をネタにからかうようになり、
同調したクラスメイトから諌められるものの、

 

後にイジメ問題に発展するようになる。

 

イジメの元凶として逆にイジメられるようになった将也は、
硝子が自分を守り、歩み寄ろうとしてくれていたことに気付く。

 

そして6年。
高校3年生になった将也は

死ぬために硝子の元を訪ねるのだった。

 

※フク個人が作成

 

更新履歴:

2018年11月5日:将也の項目作成

2018年11月6日:佐原みよ子の項目作成

2018年11月7日:川井みきの項目作成

2018年11月8日:永塚のフォロー作成

 

聲の形 考察前に感想

当時はこの作品には衝撃を受けました。

 

 

 

この作品のためにマガジンを買って、

毎日読んでいたくらいです。

 

 

 

これは主観的な経験の話ですが、

 

 

 

僕は学生時代、

イジメ、あるいはそれに類する行為が

クラス問題化を経験したことがあります。

 

 

 

 

その過去の映像。かつての級友たちが、

聲の形に登場する人物たちの心理描写を読んで、

フラッシュバックしました。

 

 

 

 

細かな設定はもちろん違いますが、

『ああ…あの子は川井みたいなやつだったな…』

 

 

 

そして、

僕自身イジメに類する行為をされたことがあり、

やり口や態度、立ち位置が本当に島田(聲の形の作中人物)や川井にそっくりでした。

※周りを煽って共通認識を確立しつつ、フェードアウトできるポジションにいる。

 

 

 

 

本作品は小学校4年生くらいのお子さんがいれば

読ませたほうがいいと思います。

 

 

 

 

このくらいの時期から人格の構築が始まるので。

 

 

 

聲の形 登場人物を補足する

 

口コミや掲示板を見ると

全員クズとか、クズランキングとか、そういう類のスレがあります。

 

 

 

それを否定はしませんが、ただ一言。

 

 

 

『子供に対して、

分別ある大人と同じレベルの正しさの在り方を求めるのは酷だと思います』

 

 

 

子供なりの考え、子供故の考えがあるので、

僕なりにこれを考察して、フォローしたいと思います。

 

 

 

ほぼ全員に対しての考察、フォローになり、

かつそれなりに文字数があるので、書き上げたら更新していきます。

 

 

 

 

■主人公:石田 将也(いしだ しょうや)

小学校時代と高校時代、解決偏以降で性格が異なる。

 

 

小学校時代は『退屈』を回避するために度胸試しと称して橋から川に飛び降りたりする、活発な男児。

 

 

聴覚障害者の西宮硝子が転校してきた際は、『退屈しのぎ』の格好の対象となり、

徐々に過激化し、イジメ問題に発展する。

※この時点で将也は『自分の行いがイジメ』だと認識できてなかった。

 

 

この際、イジメの首謀者として逆にイジメられるようになり

硝子が何度も自分を助けてくれた事実に気づく。

 

 

これ以降、将也は性格が極端に変わる。

 

 

他人との交流を避け、ネガティブ思考に陥り、内罰的で、

『自分をどうしようもないクズ』と卑下するようになる。

 

 

母親への借り(硝子の補聴器の弁償代総額170万円)を返し、

身辺整理を完了させ、

 

 

こうなった原因である

西宮硝子に謝罪と後悔を伝えてから死のうとする。

 

 

しかし、硝子と友達になったことにより、

贖罪のため、かつて硝子が“得るはずだった友情、あるいは思い出”を取り戻すために奔走する。

 

 

しかし、自分自身の過去と正しく向き合うことができておらず。

不自然な善意となり、この結果『橋の上での暴言』につながってしまう。

 

 

■主人公:石田 将也(いしだ しょうや)をフォロー

思考力が幼かったがゆえに、悪童と化していた小学校時代。

将也が実行したイジメ内容を鑑みると、許されるようなものではありません。

 

 

しかし、自らの過ちに気づき、手話を覚えて硝子に謝ろうとし、

かつ、”硝子のために命を消耗したい”という想いは紛れもなく、

過去と向き合おうとすることの現れである。

 

 

しかし、完全に向き合ってはおらず、

硝子には押し付けて、自分は拒むという自分本位な考え方があり、

その結果『橋の上での暴言』につながってしまう。

 

 

硝子の自殺未遂の件で、自分がまた間違えていたことを察し、

真に過去に向き合って周りと接するようになる。

 

 

最終的に、正しくあろうと、優しくあろうと、成長しているキャラクターです。

 

 

 

■クラスメイト:川井みき

小学校時代から真面目でいい子の委員長タイプ。

クラスの行事も率先して参加し、

誰もやりたがらないこともやるという奉仕精神のある女の子。

 

 

当然、問題など起こさないキャラクター。

経歴だけみれば、優秀、優良の生徒と言えます。

 

 

橋の上での暴言:将也から言われた言葉は

「川井、心の底からあんたを気持ち悪いと思う。もう喋らないでくれ」

 

 

将也の中では

『彼女はイジメの主犯格』であるという確信があるうえでの言葉と取れます。

 

これは行間を読む形で書き出しますが、

西宮硝子排除の動きはクラス中に蔓延っており、

川井はクラス委員としてもその空気感を理解し、かつ同調しています。

 

それを積極的に改善しようともせず、

『笑って同調』していたのに小学校時代、高校時代になって表ざたになり、

イジメの主犯である将也を非難し始めます。

 

まず事実として、

彼女が直接的なイジメをしている描写はなく

 

 

植野が言うように「笑って同調してただけ」です。

 

 

黒板に書かれた悪口の件では

『本当にやりすぎ』と思っておりドン引きしています。

 

 

彼女は悪口を書いていないが、悪口が書かれる現場は見ており、

「私知らないからね」と言っています。(足元だけのコマにて確認)

 

 

このことから、彼女は

“自分は悲しむことができ、自分はイジメなどしていない”

 

 

 

将也の過去暴露事件では

「本当に反省してるの?」

「手話をマスターしたからって罪を償ったことにはならないんだよ?」

「私はずっと”やめよ”って言ってた」

「記憶をねつ造するのはやめて」

 

 

つまり、『イジメ』または『排除』に対し、

『笑って同調』していたにも関わらず、表ざたになったときには

『自分は悪くない』というスタンスを取る。

 

 

このスタンスにより、将也は

『心の底から気持ち悪い』という言葉を投げつけました。

 

 

 

全ては彼女の思考が浅かったのが原因です。

 

 

 

それに、硝子の件が『イジメだった』については小学校時代から

すでに理解しているはずです。

 

 

それは将也がイジメられ始めた件について

「いんがおーほー(因果応報)」といっているからです。

 

 

小学校の時点でイジメ問題があっただけの現実を認識できるだけの知性があり、

さかのぼれば、硝子もイジメられていたと認識していなければ出せない言葉です。

 

 

知っていて、わかっていて、同調して、

止めようとすらしないのに、ここにきて鬼の首を取ったように糾弾する。

 

彼女のどこに将也を糾弾する権利があるのだろうか。

将也が『心の底から気持ち悪い』と言うのも理解できます。

 

 

そして、この件を経て彼女は
自らが間違っていたことに気づき始めます。

 

 

将也が意識不明で入院した際、お見舞いとして『千羽鶴』をクラスメイトに提案する川井。

 

 

これは『誰も表立って反対できない提案』です。

 

 

ここでクラスメイト間でこんな言葉を目にします。

『何の役に立つの?』

『気持ちが大事!とか言いそう』

『こいつのせいで石田君マンションから飛び降りたんではと思う』
※石田の過去暴露事件後にマンションから落ちたため

『気持ち悪い』

最後の言葉は石田と同じ言葉で、それがクラスメイトから出てきました。

 

 

 

「なんで私がそんなこと言われなきゃいけないの?」

 

 

ここで彼女はその認識不足を証明する“吐露”が出てきました。

 

 

 

ですが、彼女に思い当たる節がありません。

 

 

仕方ありません。

彼女はイジメの当事者としての自覚がないので。

 

 

やがて自分はイジメられていると思い始めるほどに。

(実際そんな描写はありません)

 

 

ほかにも映画の件や永塚に対する接し方など、もう少し言いたいことがありますが、

川井みきというキャラクターの問題については語れたので

終わりにします。

 

 

 

 

■川井みきをフォロー

結論的に、彼女自身がイジメの主犯格、というより、

イジメをしていたかどうかの自覚が芽生えたかどうかがわかりません。

(おそらく芽生えてないと思います)

 

 

 

 

彼女は他人を盾にしながら、というと言い方が悪いのですが、

他人の意見を参考に、『言質を取りながら』生きている人間です。

 

 

 

 

つまり、非難されない安全なポジションにいる人間です。

 

 

 

将也の過去暴露事件を経ての千羽鶴で少しは学べたとは思いますが、

成長したとは言い難いでしょう。

 

 

 

というか、終盤のシーンを見ても、

軽く不安を覚えるくらいです。

 

 

■元クラスメイト:佐原みよ子

小学校時代はおとなしくて優しい女の子。

 

 

硝子の障害がクラスにとって重荷になったころ、

率先して面倒を見ると、宣言。

 

 

実際に仲睦まじく硝子と学校生活を送る、

植野のある一言により、一転。

 

 

逃げるように学校から去り、不登校児になる。

(佐原は植野の一言が”イジメの始まり”であると察知したと思われる)

 

 

その後は、逃げたことを悔いて、

 

 

手話を独学で覚え、変わろうと努力をしていた。

基本的に善人で優しいのだが、気が弱い。

 

 

高校時代で植野と再会し。

 

 

植野を苦手にしていた意識がフラッシュバック。

 

 

それでも、自らを高めるために、

植野の服飾の才能に追いつくために、努力を重ね、

植野とも友達同士になる。

 

 

将也から言われた言葉は
「心配してるフリはやめろ。直ぐ逃げる癖に。だからイジメられんだよ」

 

 

橋の上での暴言の際、

 

植野と川井が言い合いをしている中、

 

どちらが正しいのかでもめてる時に意見を求められ、

自分の意見を言わずに両方とも怖かったと言って答えを濁した。

 

 

彼女は手に負えなくなったり、

矛先が自分に向いたら逃げてしまう本質は変わっていなかった。

 

 

だが、作中でもっともはやく成長した人物。

 

■佐原みよ子をフォロー

「心配してるフリはやめろ。直ぐ逃げる癖に。だからイジメられんだよ」

 

 

これは彼女の本質を表しており、

この言葉を言われる前、植野と川井が言い争いをした際、

 

 

止めようとせず、どっちの味方でも無い、どっちも怖い、と言っており、

彼女自身が小学校のときから『自分は成長していない』事を悟るきっかけになりました。

 

 

彼女は否定するでもなく、この言葉を真摯に受け止め、

彼女が再び現れた時には、己の中に答えを見出しました。

 

 

自分の意見を言い、流されることなく、彼女は強くなり、

気が強い植野が相手でも、立ち向かうようになりました。

 

 

「高めろ。自分を。変わり続けろ、この先ずっと変わらずに」

これは彼女の作中の独白です。

 

 

素晴らしい言葉です。

 

 

まさに、人間が本当に持ち続けねばならない意識。

 

 

個人的に、彼女は聲の形の登場キャラクターの中で最も強く、

健やかに成長したと思えるキャラクターです。

 

 

 

■ビッグフレンドN:永塚友宏

高校時代に将也にできた友人。

 

 

 

孤独なボッチだった将也と、

とあるきっかけで仲良くなったクラスメイト。

 

 

 

基本的には善人だが、虚栄心がそれを邪魔をする。

 

 

 

知り合った当初は将也の葛藤(友達とは何なのか?)に

 

 

 

「それは定義するものなのか?」

「言葉や理屈を超えたところにあると思う」など、

 

 

 

至極まっとうな意見を述べます。

 

 

 

健全な友人関係を築いていたものの、

 

 

 

付き合いが深まっていくにつれて醜く変化していく。

 

 

 

永塚の目的は映画制作からも分かるように「友情の証明」である。

 

 

 

映画製作においてスタッフを手配するとき、

永塚には将也以外に友人はいなかったのだが、

 

 

 

「自分には友達がたくさんいる」と言い張り、

 

 

 

近所の子供たちをお菓子で買収し、友達と偽って将也をだまそうとした。

 

 

 

(結果、すぐにバレた)

 

 

 

頼りになる友人で在りたいという意識があまりにも強いため、

『みっともないところ』を見せられないのである。

 

 

 

将也から言われた言葉は

「黙れ永塚。俺のことよく知りもしないくせに調子よく味方とか言ってんじゃねぇ」

 

 

 

永塚は、将也の過去をよく知りもしない、

 

 

そして取り巻く環境も知らない。

 

 

 

その上で、味方だと言いますが、

 

 

 

これまでの虚栄心から、彼の言う友情は上っ面(調子がいい)だけで、

 

 

 

永塚の言う友情は単なる『友達ごっこ』でしかありませんでした。

 

 

 

作中では映画をコンテストに出した時、

 

 

 

非常に的を得た辛辣な意見を言われる

 

 

 

「作品から酷いナルシズムを感じる」

「君みたいに外側だけを取り繕うような人間はすぐに見抜かれる」

 

 

 

正しく、永塚の送ってきた人生を指したコメントである。

 

 

■ビッグフレンドN:永塚友宏をフォロー

映画コンテスト以降、目立ったエピソードはありません。

 

 

 

 

映画のコンテストを経て、

何かが吹っ切れたのか、

 

 

 

続く作品も『友情』をテーマにした作品にしており、

誰よりもその言葉の意味を考えていると思われる。

 

 

 

彼が成長したと思われるシーンは見当たりませんでした。

 

 

 

 

■元友達・元いじめっ子:島田と広瀬

広瀬に関しては小学校以降、交流はない。

以降は島田を中心に書き出します。

 

 

 

硝子のイジメ問題以前は将也の友達。

それ以降は将也に対するイジメの実行犯。

 

 

なお、硝子をイジメている描写はほぼありません。

(障害を少しからかう描写はあり)

 

 

ポジション的には川井みきのように、

直接的にかかわらず、排除に同調する形でした。

 

 

中学時代は同じ将也と同じ中学に通い、

「将也はいじめっ子」という事実を周囲に流し。

将也を孤立させた。

 

 

高校時代になり、疎遠になっていたが、

植野の手引きにより、遊園地にて一瞬だけ再会。

 

 

しかしこの時は将也も島田も会話を交わすことなく

島田が植野に「おせっかいはやめろってんだよ」

と言うだけである。

 

 

 

その後、映画作成の際、

音楽担当ということで、陰ながら協力し、

 

 

映画コンテストの際に姿を現し、

消沈する仲間たちを一生懸命励ます将也に対し

 

 

 

「やめろよ石田。相変わらずだせぇな。糞みてぇなやつに認められて嬉しいのかよ」

 

 

 

と、一言だけ声を掛けてから退場する。

 

 

 

■いじめっ子:島田をフォロー

島田は小学校時代の描写から、感情をあまり表情に出すことはないキャラクター。

メタ的な視点で島田を見れば大人びているともいえるキャラクターです。

 

 

描写も少なく、島田達との問題は語られないまま物語は終わってしまいました。

 

 

植野が言うに、
硝子イジメ問題を境に、

島田は将也との接し方が分からなくなった。らしい。

 

 

 

島田が再登場する遊園地のコマを見直してみます。

 

 

 

島田のバイト先のたこ焼きを買いに来た将也に、

島田は「っふ…」と、笑いかけようとしていたが、

将也が自分を見て固まってしまったため、

どうすることもできず、

笑いかけようとするのをやめて、目をそらしました。

 

「植野、おせっかいはやめろよ」

 

将也ではなく、引き合わせた植野に話しかけます。

将也は島田や植野を無視して踵を返し、振り返ることはありませんでした。

 

 

対し、島田はずっと将也の背中を見ていました。

 

 

 

この一連のやり取りを見ていると、

確かに、接し方がわからない、というような表情をしています。

 

 

島田は将也と話をしてみたいと思っている描写になっています。

 

 

島田が本当に将也を敵視しているのであれば、

ニヤニヤと、見下すような視線をするか、にらみつけるはずです。

 

 

しかし、そうはならず、考え込むように、

あるいは何も話しかけられる言葉が出ないといように目を伏せます。

 

 

 

さらに植野のおせっかいで、

映画製作の音楽担当に島田は抜擢されます。
将也が絡んでいることは百も承知にもかかわらず、

島田は作曲します。

 

 

 

このことから、

島田は将也との現在の関係に関して

一歩踏み込んで話をしたいと思っていると考えられます。

 

 

 

その一歩。

つまり島田から将也に歩み寄ったシーンがありました。

映画コンテストでの酷評後。

「皆最高だった!」と力強く怒鳴り、「もう一度ちゃんと見てくれうようにいってくるよ!」と

駆け出す石田。

 

 

 

「やめろよ石田。相変わらずダセーな」

「糞みてぇなやつに認められて嬉しいのかよ」

「片手間だし、こんなもんだろ」

 

 

 

「相変わらずダセー」という言葉。

これはかつての将也(小学校時代)のことを指しており、

あのころの将也は、自分の欲求だけで行動し、

さらに、周囲との調和、あるいは意見の融合を図ることをしませんでした。

 

 

 

続いて、「糞みてぇなやつ」とは、酷評した映画監督のことを指しており、

つまり、将也たち映画作成メンバーの考えや想いを理解しようとしない人間のことです。

 

これは反語法です。つまりはこうです。

「端から理解しようとも思ってない人間に認められて俺たちが嬉しいはずはない」

 

 

 

最後に、「片手間だし、こんなもんだろ」とは、

言葉のままとも取れますが、僕はこう解釈しました。

「俺たちはまだまだ。もっとやれるだろ」

 

 

 

それを証明するように、

植野が、佐原が、川井が、永塚が、次々と同意します。

 

 

 

島田は「相変わらずダセー」将也とは対照的に、

周囲との調和、あるいは意見の融合を図っていました。

 

 

 

最終的に将也自身も、同意します。

 

 

 

島田が登場したシーンはこれで終わります。

 

 

 

総括になりますが、

島田は将也のことをイジメはしたものの、

それは若さゆえの過ちのようなもの。

 

 

 

ですがその過ちのせいで、彼は接し方がわからなくなってしまいました。

 

 

 

理解し合うように、話し合わねばならない。

そう頭で考えていながら、

一度目の再会の時には、話しかけることができせんでした。

 

 

 

唯一出せた言葉が

「こういうおせっかいはやめろってんだよ。植野」

 

 

 

これは、自分(島田)に対するおせっかいというよりも、将也に対するとおせっかいのことを指してるんだと思います。

 

 

 

遊園地時点の将也と映画製作後の将也では、

相手のことを”よく知ろう”という姿勢が違います。

 

 

 

このあと二人がどうなったかはわかりませんが、

過去と向き合うことができるようになり、現実を見るようになった将也であれば、

仲たがいであれ、昔のような関係に戻るのであれ、きっと未来志向の関係になるんだと思います。

 

 

 

 

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