紹介・ネタバレ・感想

父さんはひとごろし 厄介なサイコパス戸叶

戸叶

【ノレソレ】が描く、サイコパスの恐怖と苦悩を描くサイコスペンス『父さんはひとごろし』

この記事は核心に迫るネタバレを紹介しています。

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『父さんはひとごろし』で検索すると出てきます♪

 

人気サイコサスペンスコミック『父さんはひとごろし』

 

 

サイコパスによる犯罪を描いた漫画で、

 

 

作中に2人のサイコパスが登場します。

 

 

そこで、この記事ではそのサイコパスの1人である戸叶について、

 

 

その戸叶の狡猾な策や厄介さを記事にしていきます。

 

 

 

それではここから壮大にネタバレしていきます。

 

 

ネタバレではなく自分の目で確かめたい方はブラウザバックしてください!

 

それではここからネタバレが始まります。

戸叶とはどういう人物か?

戸叶

戸叶紗栄子は週刊新報という雑誌の記者をしており、

 

 

本人曰く、『刺激が多いから働いている職場』です。

 

 

戸叶は優れた美貌とスタイルを持ち、

 

 

戸叶の部下である木崎は戸叶のことを以下のように語っています。

  • 『手段は選ばないが仕事はできる』
  • 『仕事ぶりは強引ではあるものの有能』
  • 『語りは魅力的で堂々としていて目を惹く』
  • 『人たらしで人の心に入り込むのが上手い』

 

そして木崎はこれらの特徴が、

 

 

サイコパスであることに気づきます。

 

 

また余談ですが、野崎が言ったサイコパスの特徴も纏めます。

  • 『病的なドSで性=暴力』
  • 『人の痛みに共感できないから良心がない』
  • 『自信に満ち、堂々として魅力がある』
  • 『口が上手い』

 

戸叶に当てはまらないのは性=暴力というところですが、

 

『自分の目的=性』

 

という描写があります。

 

 

それではここから戸叶がどんな手段で目潰し犯に迫り、圧倒したか

 

 

そのえげつなさを書いていきます。

 

 

 

目潰し犯を追い詰める戸叶の策

戸叶は週刊新報の売り上げ増加のため、

 

 

禁忌とされる『目潰し犯の今』という記事を書こうと考えました。

 

 

しかしながら、目潰し犯がどこで何をしているのかすらわかりません。

 

 

ここからは戸叶の悪魔的策謀が始まります。

 

 

第一段階:目潰し連続殺人事件の被害者と情報交換

園部

最初に目を付けたのが、目潰し連続殺人事件の唯一の生存者『園部真希』。

 

 

園部は事件に巻き込まれたことから

 

 

警察あるいは検察関係者の連絡先を持っているかもしれませんでした。

 

 

この考えはビンゴで、園部は当時の事件担当だった検察官の名刺を持っていました。

 

 

しかし、園部はただでこの情報を渡すわけにはいかない。

 

 

もし、相手の居場所が分かれば、復讐することができるのだ。

 

 

だから、『目潰し犯の今』という情報提供することを交換条件にする。

 

 

戸叶はこの条件を二つ返事で受けます。

 

 

第二段階:目潰し連続殺人事件の検察官に接触

戸叶は当時の検察官・中西のことを調べ、単独で接触します。

 

 

しかし、まともに目潰し犯の今を聞いても帰ってくるはずもありません。

 

 

そこで戸叶は色仕掛けを使うこととします。

 

 

相手は60手前の男。

 

 

人の心に入り込む戸叶の話術と魅力をもってすればそれは容易い。

 

 

あっさりと『現役の検事正と記者の不倫』というあり得ない不祥事現場を作り出します。

 

 

ただの不倫であるならまだいい。

 

 

だが相手は雑誌記者(戸叶)だ。

 

 

検察官という職務上、重要な情報を私的に流していると思われても弁明しようがない。

 

 

中西は戸叶の言う通りにすることしかできず、

 

 

戸叶は『目潰し犯の今』という情報に加え、検察の情報を利用できる立場になります。

 

 

 

 

第三段階:復讐者を嗾けて殺人事件を作る

本来であればこの時点で戸叶は目的を果たしたと言えますが、

 

 

戸叶は園部と会い、園部の憎悪、復讐心を知ります。

 

 

『目潰し犯の今』という記事は書けるものの、どうせならもっと面白くしたい。

 

 

何週にもわたって特集を組めるほどのネタが欲しい。

 

 

そう考え、『問題になる』のを承知で約束通りに園部に情報を与えます。

 

 

関連記事はこちら『25年越しの復讐』

 

園部は情報を受け取るや否や即座に目潰し犯の元に向かい、

 

 

そして殺されてしまいます。

 

 

目論み通りに殺人事件が起きたことで戸叶はさらに欲を出します。

 

 

 

第四段階その1:証拠をつかむために、目潰し犯の息子に接触

園部の死は計算通りだったとはいえ、園部が想像以上に迅速に行動してしまいました。

 

 

園部の遺体の場所もわからなくては証拠にならない。

 

 

そこで、園部の死に関与してるかもしれない中山駿に接触を試みます。

 

 

結果は大当たり。

 

 

語ろうとしない駿の心に入り、言葉巧みに駿のストレスを読み解き、正義心を刺激。

 

 

園部の死の全貌を知ることに成功します。

 

 

そこで戸叶は園部の埋められた場所を駿に探らせるという手を取ります。

 

 

 

第四段階その2:証拠をつかむために、もう一人殺させる

駿を駒にしたものの、実は戸叶は駿には一切の期待をしていませんでした。

 

 

相手は狡猾な目潰し犯で、中学生程度が出し抜けるはずがないのだ。

 

 

失敗しても成功してもどちらでもいい。

 

 

本当の目的は、目潰し犯にもう一人殺させることだった。

 

 

聞き出すことに失敗した駿から『園部は埋め直す』という報告を受け取り、

 

 

今度は『目潰し犯の車にGPSを仕込め』と命令する。

 

 

この時点で目潰し犯は、『息子に入れ知恵した誰か』

 

 

つまり、戸叶の存在に気づき始めていました。

 

 

 

平穏のために、自分の過去を知るもの、あるいは追いかけてくるものを

 

 

始末するための行動を起こさざるを得ませんでした。

 

 

そして、戸叶の部下が殺されてしまいます。

 

 

これで目潰し犯を追い詰めるピースは全て揃いました。

 

 

部下が殺された座標は知っているし、目潰し犯の殺害予告も録音済み。

 

 

目潰し犯の住所も名前も知っている。

 

 

警察に垂れ込むには十分すぎる情報が揃っていました。

 

 

 

サイコパスを手玉に取ったサイコパス。戸叶紗栄子

戸叶は犯罪すれすれの行為は行っているものの、

 

 

それが表沙汰にならないようにやっています。

 

 

 

例えば情報提供者である中西への脅迫行為。

 

 

これを法的に戸叶を攻めることはできませんし、そもそも問題に上がらないでしょう。

 

 

園部に目潰し犯の情報を教えたことについては

 

 

証拠がないので立証不可能。

 

 

部下が殺されたことについても、

 

 

部下の勝手な暴走ということで事件とは無関係です。

 

 

異常のことから、この悲劇の中で最もおいしい想いをしたのは戸叶であると言えます。

 

 

日本史上最悪の殺人鬼『目潰し犯』というサイコパスをひたすら翻弄し、

 

 

美味しいところだけをかっさらった戸叶。

 

 

作中最強のサイコパスと言ってもいいでしょうが、

 

 

おそらく、そう遠くない未来に殺されるでしょう・・・。

 

 

 

サイコパス戸叶紗栄子のまとめ

戸叶の性格やキャラの動きをまとめましたがいかがでしたでしょうか。

 

 

己の利益のためなら利用するものは何でも利用し、

 

 

目的のためなら手段は選ばないものの、

 

 

自分が不利になる結果だけは作らない。

 

 

味方であればこれ以上ないほど頼もしい存在ですが、

 

 

絶対に敵に回したくない・・・。

 

 

そんな人物です。

 

 

部下である木村には飴と鞭で虜に。

 

 

情報提供者である園部には、対等な交換条件を。

 

 

情報漏洩させた中西には、不倫事実で脅す。

 

 

主人公の駿には、正義と罪悪感を天秤に乗せさせる。

 

 

 

これらの全てには裏(利益追求)があり、

 

 

活躍を見ると決して褒められるような人物ではないものの、

 

 

 

人間心理を突いた絶妙についたそのやり方は読んでるこっちがハラハラし、

 

 

また感心させられました。

 

 

本作で最も恐怖と魅力を備えたキャラクターと言えます。

 

 

 

それでは、戸叶についてはここまでです。最後までありがとうございました。

 

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