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父さんはなぜ凶行に走らざるを得なかったのか?

父さん_サイコパスの元少年A

【ノレソレ】が描く、サイコパスの恐怖と苦悩を描く

サイコサスペンス『父さんはひとごろし』

この記事は核心に迫るネタバレを紹介しています。

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人気サイコサスペンスコミック『父さんはひとごろし』

 

 

本作に登場する父さんこと中山雅行はサイコパス。

 

かつて5人を惨殺したすえ、服役しました。

 

そして25年後の現在。

 

 

父さんは戸叶という記者の罠にはまり2人をころしてしまいます。

関連記事:戸叶の罠はこちら

 

 

なぜそんなことをしたのか?する必要があったのか?

 

 

それではここから壮大にネタバレしていきます。

 

 

 

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それではここからネタバレが始まります。

父さんはなぜ凶行に走らざるを得なかったのか?

父さんの問題行動は大きく分けて4つあります。

 

4つの問題行動
  • 猫の惨殺体を警察に届け出しなかったこと
  • 園部をころしたこと
  • 木村をころしたこと
  • 戸叶を殺そうとしたこと

 

どれも法治国家としては見過ごせることではありません。

 

ではなぜ父さんはそれらの行動をとったのか。

 

 

まずは、これらのシチュエーションを簡単に書いていきます。

 

 

猫の惨殺体を見つけたシチュエーション

公園に放置されていた両目を潰されて殺されていた野良猫。

 

この野良猫は最初に駿が発見し、その直後に父さんも発見しました。

 

 

「なんてことを・・・・」

 

 

唖然とつぶやく父さん。

 

その後、父さんは駿を帰らせ、猫の件は警察に届け出たといいますが、

 

実際には届け出てはおらず、ただその場に埋めただけでした。

 

 

事件を届けなければならないのに、隠ぺいしてしまった。

 

 

園部をころしたシチュエーション

園部の時は、息子である駿が園部に襲われているというシチュエーションになります。

 

 

猛スピードで突っ込んでくる園部カーを躱した駿。

 

車から園部は駿を心配する素振りを見せながらも、

 

駿にナイフを突きつけて車に乗るように指示をします。

 

 

この時、父さんが現れて園部を蹴り飛ばします。

 

 

明らかな息子のピンチで、やむにやまれぬ事情ですが、

 

父さんは、相手の正体と目的をしり、園部をころしてしまいます。

 

 

猛スピードで爆走する園部カーを避け、

 

やむにやまれて・・・というように見えなくもありませんが、

 

木村の時は明確に自分の意思でころしました。

 

 

 

駿を連れて逃げるなりして保護を求めず、園部をころしてしまった。

 

 

木村をころしたシチュエーション

戸叶の部下・木村が登場した時点で、駿に自分が目潰し犯であったことが完全にバレてしまっています。

 

そして駿が『園部の死体の在処』を聞いてきたことで、

 

自分に対して裏切り行為を働こうとしていることも察していました。

 

 

だから、偽の情報を駿に伝えて出かけ、後を付けてきた木村を拘束。

 

 

戸叶の情報を得るため、拷問したうえでころします。

 

 

 

この時は園部の時と違い、目潰し犯としての本能全開になっています。

 

園部の件がすでに外部(戸叶)に漏れており、平穏が壊れる可能性が高い。

 

だが、戸叶を殺せば事件自体を隠蔽できる可能性があるため、父さんはそこに賭けました。

 

だから、事件を知る木村を殺します。

 

 

戸叶をころそうとしたときのシチュエーション

戸叶が父さんと話し合った時点で、戸叶は園部と木村の件に関して証拠をつかんでいる状態でした。

 

そしてその証拠について、『時間指定で、然るべき場所』に届くようになっていました。

 

戸叶は取材の見返りに、園部と木村の件を黙認するという条件を提案しますが、

 

乱入した母さんが戸叶の嘘を看破。

 

 

父さんは、母さんと捕えていた野崎と共に戸叶を捕まえて拷問にかけます。

 

 

4つのシチュエーションに共通しているのは『危機』

この4つに関して共通しているのは『危機』になります。

 

 

猫の死体を届け出た場合、警察に状況を説明しなければなりません。

 

発見時のことだけでなく、個人情報も報告義務があるため、警察は発見者のことも調べることになります。

 

 

つまり、父さんが目潰し犯であることもバレてしまいます。

 

犯罪歴がある人間でしかもかつて同じように動物も殺していた目潰し犯。

 

 

まず真っ先に自作自演を疑われることになります。

 

 

近隣住民や職場周りにも、いずれ目潰し犯だったという情報が流れるでしょうから、父さんが必死に築いてきた平穏は壊されることになります。

 

 

そして2件のころしについて。

 

既に自分が目潰し犯だということが分かっているため、これまた平穏を守るために、ころしました。

 

死体が見つからなければただの行方不明事件にしかならない。

 

それに希望を託したのです。

 

ですが、戸叶がやってきたことで、

それらはすべて自分を追い詰める行為でしかなかったと思い知ることとなり、

 

 

半ば暴走に近い形で戸叶に襲い掛かります。

 

 

父さんはひとごろし 疑われること自体あってはならないストレス

父さんは25話の時点で以下のように語っています。

 

 

『あの日あの場所に猫の死体が無ければ平穏でいられたんだ』

 

 

しかしながら、そうもいきません。

 

 

この25話時点で目潰し犯は戸叶という厄介な存在に目を付けられていました。

 

 

関連記事:厄介な存在戸叶はこちら

 

この戸叶と猫の死体は完全に別口で、無関係です。

 

 

猫の死体があろうとなかろうと、

 

 

戸叶は目潰し犯の現在に辿り着きましたし、

 

 

手札の一つである『復讐者:園部真希』を嗾けていました。

 

 

ある意味、戸叶が目潰し犯を取材するという目標を持った時点で、

 

 

目潰し犯は追い詰められることになっていました。

 

 

まとめ 父さんは問題が起きた時点で詰みだった

考えれば考えるほど父さんの人生の難易度の高さが分かります。

 

もちろんそれは本人の過ちに由来するものなのですが、

 

それにしても気の毒なくらいに難しいです。

 

 

猫の死体についても、それが25年前の事件をどうしたって連想させてしまいます。

 

父さんからすればまさしく『なんてことを・・・・』でしょう。

 

近所からは疎まれ、仕事にも支障をきたすことになると思います。

 

 

だから、どうしても父さんは隠す必要があったのです。

 

正々堂々と警察に猫の死体を届け出、園部の件も駿を連れて交番に避難したとしても、

 

園部の件が解決するかもしれませんが、結局正体は表沙汰になる可能性が高い。

 

 

かりに引っ越しなど新天地を目指したとしても、正体がバレた瞬間に、村八分にされてしまいます。

 

 

間違ったとしても、父さんは再び手を汚すしかありませんでした。

 

 

父さんを擁護するわけではありませんが、普通の人よりも確実に難しい人生を送っているのは間違いありません。

 

 

 

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